吸い付く入れ歯

下顎が吸着する義歯

下の総入れ歯で1番苦労するのは入れ歯の安定性についてです。
世の中には下の総入れ歯が動いて食物と一緒に口の中で踊っている人もいます。
よくそんな状態で食事ができるものと感心してしまいます。私も下の入れ歯が吸い付くのは、よほどの名人しか出来ないと思っていました。
ある先生から東京で開業している『阿部次郎』先生のセミナーを薦められました。下の入れ歯が吸い付くセミナーと言われましたが、半信半疑でした。
 阿部先生の提唱する入れ歯はこれまでの入れ歯と異なり、外形も違うし、作り方も違います。型を採る時も独自の道具で採ります。
一つ一つのステップをきちんとやることで安定した入れ歯ができるという内容でした。
上手くいくと現在使用中の入れ歯よりはるかに安定した、吸い付く入れ歯になります。
口を開けただけで浮いてくる入れ歯では困りますよね。

従来の総入れ歯は型を採る時は噛む力をしっかり受け止めるように圧を加えて採るわけです。現在日本中の大学ではこの考えで学生に教えているわけです。
阿部先生のやり方では専用の道具を用いてできるだけ無圧で型を採ります。
入れ歯の外形も全然違います。入れ歯の全周がシールできていれば中が陰圧となり、吸盤のように吸い付くわけです。
前にセミナーでもらった模型を写真採りました。左右でその違いがよく出ていると思います。全く外形が違うのがわかりますね

従来の入れ歯と安倍先生の作った入れ歯

吸い付く入れ歯吸い付く入れ歯のかみ合わせにはリンガライズドオクルージョンをつけています。
左右4点ずつきれいに噛めると安定性は非常に良くなり吸い付きも同時に良くなります。
ですから総入れ歯は上下一緒に作られることをお勧めします。
ただし下の総入れ歯は阿部先生の下顎吸着入れ歯を希望されると自費診療になります。

どうして下の入れ歯は上の入れ歯のように吸い付かないのか?

吸い付く入れ歯下の総入れ歯で1番困るのは、安定が得られないことです。
どうして下の入れ歯は上の入れ歯のように吸い付かないのか、疑問でしたが阿部二郎先生(調布市開業)の推奨する理論とテクニックの利用で下の入れ歯も吸い付くようになります。

従来の入れ歯についての考え方とは明らかに違います。

型取り

従来法はできるだけ力をかけて型を採ります。噛む力をしっかり受け止めることができるように歯科医師が積極的に手を使うやり方です。1970年頃に確率され、各地の大学での型取りはこの考え方になりました。

これに対して吸い付く入れ歯はシール性をよくするため、できるだけ無圧で軟組織をそのまま静かに型を採ります。歯科医師が手をかけることはありません。そのため専用のツールが必要です。

入れ歯の外形

従来法では噛む力をしっかり受け止められるように大きくなります。
吸い付く入れ歯では軟組織のシール性を考慮して独自の形になります。

 

吸い付く入れ歯と従来の入れ歯との相違点はもっともっとありますが、専門的な話になり
ますのでので、ここまでにします。
下の入れ歯で苦労されている方にお勧めします。